第11回情報リテラシー論
こんにちは!今回の内容は「苦戦する紙媒体と電子書籍」です。
今や小説や漫画、雑誌などの読み物はスマートフォンで簡単に見る事のできる時代になりました。他にもキュレーションの登場により、本離れが進んでいます。しかし世界と比べると進行は遅く、文字に至っては発展しています。これはどういう事なのでしょうか。
講義中の友人のツイートを見てみると「本として漫画を買ってきて開封する時のワクワクは電子書籍はかなわない」と言っていて「すごく分かる」と思いました。お気に入りの漫画はやはり手元に置きたい、という気持ちでしょうか。漫画も1ページに何時間もかけているので、そのアウラ(※)をなるべく原稿に近い状態で感じたいからだとも思います。
スウェーデンでは電子データを読み込んでその場でプリントして本に成形する自販機があるそうです。これなら出版社とウェブのどちらもWinWinなので、ぜひ日本でも活躍してほしいです。
出版社もウェブに進出していますが、収益はイマイチのようですね。
紙媒体よりも安くして有料で販売していますが、まとめサイト等無料で読める情報サイトが多いので、わざわざウェブ上の情報にお金を払い、購入する人は少ないというのが現状です。
紙媒体と電子書籍どちらも良い面と悪い面があるので、消費者が各自で判断していけば、どちらが消滅するという事はありえないと思うので、互いに尊重してビジネスをしていって欲しいです。
※(Artscapeよりアウラ | 現代美術用語辞典ver.2.0)
【横田秀珠先生のブログ】